地球温暖化白書


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石油・天然ガス

私たち人間は石油や石炭、天然ガスといった貴重な資源をたくさん消費しています。
しかし、その一方で「資源枯渇」や「環境汚染」といったさまざまな問題を抱えているのも事実です。

化石燃料って何?

化石燃料って何?地下に堆積した有機物(動植物の死骸など)が熱で分解され、液体またはガス状になったものを「化石燃料」といいます。私たちの暮らしを支える石油や石炭、天然ガスなども立派な化石燃料です。

日本は世界にある資源の約5%を消費するエネルギー大国である一方、日本固有の資源は極度に乏しくそのほとんどを輸入に頼っています。そのため、石油や天然ガスが枯渇するとなれば、我々の生活に大変な影響をもたらします。しかし、私たちは生活が便利になるとともに化石燃料の消費量も増加させてしまっているのです。

かつては100年かけて消費していたものを、現在ではたった15年ほどで消費しています。このまま消費し続ければ世界の石油は40年、天然ガスは60年、石炭は225年ほどで枯渇するとも言われています。

石油や天然ガスなど、すべての資源には必ず限りがあります。限りある資源をいかに使うか・・・人類は大きな問題に差し掛かっています。

石油・天然ガスと環境問題

人間が化石燃料を主要エネルギーとするようになってから、200年ほどが経過しています。その間、私たち人間はさまざまな公害を経験することとなりました。大気汚染や酸性雨、タンカー事故による海洋汚染など・・・二次災害も加えれば、きりがありません。

中でも、化石燃料の燃焼によって生じる二酸化炭素は地球温暖化の大きな原因となっています。石油や石炭などの化石燃料を使用する限り、地球は何らかの環境問題を抱えることとなるでしょう。そして・・・それらの環境問題を作りだしたのは、紛れもない私たち「人間」であることを忘れてはなりません。


石油から作られるペットボトル

石油から作られるペットボトルプラスチック製品や使い捨て商品の登場により、私たちの生活はとても便利になりました。しかし、その裏で地球の資源は確実に減り続けています。その1つとして、ペットボトルがあげられるでしょう。

ペットボトルは、石油を原料とするPET(ポリエチレンテレフタレート)によってつくられています。これ1本を製造するために必要とされる石油の量は、所要石油量の2倍。また、リサイクルにあたってはなんと3.5倍もの石油が必要とされます。

さらには、せっかく集められたペットボトルも実際にリサイクルされているのは10%以下。残りのペットボトルは焼却、もしくは中国などに売り渡されているそうです。この現実をあなたはどう捉えますか?

プラスチック容器での食品販売

プラスチック容器での食品販売家庭ごみの中身を見てみると、その約6割が容器・包装材で占められています。つまり・・・私たちが廃棄しているゴミの大半は食品や製品といったものではなく、それらを包んだり入れたりしているものなのです。

生鮮食品やお惣菜、弁当などで広く使われているプラスチック容器の消費量は年間500億枚ともいわれています。しかも、そのほとんどがゴミとして廃棄されているのです。
これは“石油の無駄遣い”以外の何者でもありません。

また、プラスチックのトレーやパック類を燃やすと有害ガス(ダイオキシンなど)が生じます。よって、そのまま土に埋めるほかありません。埋められたプラスチックはいつまでも分解されず、自然界に残ることとなるでしょう。このような現状を受け、某コーヒーショップではプラスチック製のコップからグラスやコーヒーカップに移行しつつあります。

使用を減らすためにできること

近年、石油資源を使わない新たなプラスチック(バイオマスプラスチック)容器が注目されています。某ハンバーガーショップをはじめ、大手スーパーやコンビニエンスストアなどでも導入されることとなりました。

企業や自治体などの団体で利用すれば、環境への配慮活動として十分なアピールが出来るでしょう。脱石油社会を目指して、今後このような活動が増えることを願います。

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